中型自動車

“「中型自動車」とは耳慣れない言葉ですが、新しい種類の自動車が生まれたわけではありません。2007年6月の道路交通法の改訂により、「中型運転免許」の新設に伴って新たに生まれた区分です。この免許は従来の普通免許、大型免許の中間に位置するわけですが、中型免許が新しく作られた理由は何でしょうか。
 交通事故による死者は1980年代の「第二次交通戦争」と呼ばれた状態からは半減しました。しかし、事故率が減っていない車種がありました。それは従来の普通免許、大型免許で運転できる上限の大きさの貨物自動車で、事故の原因としてはドライバーの技量や知識の不足が指摘されました。また、世界的に見ても普通免許で運転できる車両総重量8トンというのは突出して大きい数字でした。現在は道路交通法が制定された1960年とは、交通事情が大幅に変化しています。
この対策として、大型免許の取得に際しては、従来課せられていなかった路上での実習と試験が設けられました。それと同時に設けられたのがこの中型免許で、車両総重量が5トン以上11トン未満、最大積載量は3トン以上6.5トン未満、乗車定員は11人以上29人以下の自動車(マイクロバスの定員範囲にあたります)を運転できることになりました。
 なお、従来の普通免許所持者は車両総重量が8トン未満、最大積載量は5トン未満、乗車定員は10人以下であれば「限定」の形で運転できます。”

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